わんことわたしの♪幸せ花さかそ♪ブログ

★~わんこのくに~★ わんこと私の幸せおうちごはん&コミュニケーション

2014年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年09月

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【8月18日・旅立ちの日・・・魂は永遠 その3】

パールの終末の記録(7回目




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( ..)φ前回の追記メモ◆検査の後のメモ


「極度の脱水がもとでジュンカンフゼンがおこっています」

『ジュンカンフゼン??』
とっさに、頭の中に漢字が浮かばない。
数秒遅れて、循環不全と理解する。

脱水のため、心臓が極端に小さくなり、血管が細くなっている。

腸の動きが悪い。蠕動運動が少ししかない。
異物が残っているかどうかはあきらかではない。


腸炎を起こして腹膜炎がひどくなっている。
その原因が、大腸性腸炎によるものか、異物から
きているものかはわからない。

腸管粘膜からの出血は大腸の可能性もあり、
小腸の可能性もある。

点滴でアルブミン値を上げ、炎症を補正する。
下痢についても点滴で。

最悪の場合は、血漿輸血で手術の可能性も視野に
入れなければならない。







・・・前回のつづきです・・・




車に乗って、帰宅して、遅い昼食をとった。
「少し寝なさい」夫に促されて仮眠をとった。

・・・が、しばらくして電話の着信音におこされる。

病院からだった。

パールの容体が急変したと言う。
血漿を輸血したいのだが、同意するかどうかの
問い合わせだった。


輸血・・・!?


輸血って言われたら、もう相当危ないってことだ!
最終手段だ。
でも、やってみるしかない!


輸血に同意した。



「いつでもすぐ電話に出られるようにしておいてください」

担当獣医さんがそう言って、電話は切れた。
2時だった。


一瞬の緊張感。
茫然としながらも、頭のどこかがしっかりしている。


「ねぇ、すぐに電話に出られるようにしてください、って!」と
夫に告げた。




そして、約30分後、再び、病院から電話。

「いますぐ来てください!」




大急ぎで車に乗る。

「覚悟をしておくんだぞ!」
「わかってる!」


車の中で、これは夢なのか、現実なのか?
何かのドラマでも見ているのか・・・?


緊張感の中に冷静さがある。
頭がクリアになっている。


助手席に座っている私。
パールが私を呼ぶ声が聴こえる。


『パッくん、がんばって!! いまいくから!』




KIF_9526_2014083113485563d.jpg



車が病院に到着した。

ドキドキしながら、不安な気持ちで、大急ぎで
中に入る。



パールの姿が目に飛び込んできた。



酸素マスク、点滴・・・
意識はなく、横たわっている。
荒い息をしているだけ。



「いま、ショック状態に陥っています」
獣医さんの説明を聞いた。


電話をかけたときは血圧が下がって危ない状態だった。
しかし、その後、70まで回復した、と・・・


モニターの数字を見ると、確かに70だった。


「パッくん!!」
パールに近寄って声をかけると、右の耳がかすかに動いた。



「本人ががんばりたいか、がんばりたくないか、
言葉は聞けないので何とも言えません。
医療者として最善を尽くしています。
一度持ち直したのだからがんばりたいのだと思います。
奇跡を信じたい・・・」

担当獣医さんはそう言った。
私は答えに迷った。


でも、いますぐにでも、機械を外してほしいとは
言えなかった。私も奇跡を信じたい。


「そばについていていいですよ」
担当獣医さんの言葉に甘えて、その場でパールを
見守った。


大量の下血が止まらなかった。
看護師さんがその都度シーツを替えてくれた。

何回、替えてくれたのだろう・・・数えきれない。


獣医さんは代わる代わる様子を見に来て、私たちを
気遣ってくれた。担当獣医さんはずっとそばにいて
私たちに寄り添った。


モニターとパールを見くらべる・・・
パールのそばにいてずっと彼を見守った。

しかし・・・血圧はどんどん下降して、もう上昇することは
なかった。
50台、40台・・・もう、腹をくくっていた。


このまま延命させていても苦しませるだけ・・・
パールは、私たちのために、きょう1日、とてもがんばって
くれたんだから。

もう、十分だよね、もう、いいよね・・・


「パッくん、もうがんばらなくていいよ」
そう言い続けた。



「もう十分に治療をしていただきました。
ありがとうございました。そろそろ、楽にさせて
やりたいです。きょう1日、本当にお世話になりました」
夫とふたり、担当獣医さんに頭を下げた。


酸素が止められ、点滴の装置が止められた。


「パール、がんばったね~、エラカッタね~」
パールの背中をなでた。


パールは2~3度、首を上げて大きな息をしたあと、
す~~っと旅立った。



担当獣医さんが、パールの脈を確認し、深々と頭を下げた。
「力およばず、大変申し訳ございませんでした」
18時12分だった。


「いいえ、本当に、十分尽くしていただきました。
本犬も喜んでいると思います。本当にありがとう
ございました」


これから、パールの体を清めて私たちに返してくれるという。


パールは3人の獣医さんにストレッチャーに乗せらて
処置室へ入って行った。


1時間ほど待つことになった。
不思議と気持ちは落ち着いていた。


パールの最後を、この病院で迎えられてよかった。
患者が来ない病院で、

私は何もしないでパールを見ているだけでよかった。

もし、あのまま家にいたら、パニックに
なってオロオロして、何もできなかったに違いない。

パールがここを最後の場所に選んだんだ。
私の手を煩わしたらかわいそうだと思って。

きれいな病院で、運よく誰も患者がこない日で、
たくさんの医療スタッフが
朝からずっと、手厚い治療と看護をしてくれて。
彼をこんなに丁寧に扱ってくれて・・・

担当獣医さんは、朝からパールにつきっきりになっていた。
私たちにも気を遣ってくれたから、不安な気持ちも
なかった。


7時過ぎ。
清められたパールがストレッチャーに乗せられて
私たちのもとへ帰ってきた。


「パッくんお疲れさま」


獣医さんたちが駐車場までパールを運んでくれた。

そして、深々と頭を下げ、見えなくなるまで私たちを
ずっと見送ってくれた。



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【8月18日・旅立ちの日・・・魂は永遠 その2】

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所沢 航空公園




パールの終末の記録 (6回目)



・・・前回の続きです・・・




救急病院に到着すると、パールは男性獣医さんに抱きかかえられて中に入った。
ついで私たちが中に案内された。


清潔感ある病院。
それほどの広さはないが、入院患者以外は誰もいなくて
ゆったりとしていた。

獣医さんが3人、看護師さんが3人。


パールは診察台に乗せられた。


体重が29.5キロ。
1キロほど減っていた。
体温が39.5度。
発熱していた。


これまでの経緯を話したあと、パールは検査室へ連れて行かれた。
1時間、2時間ほどいただろうか・・・


夜間救急対応の病院。
それ以外の場合は、原則かかりつけ医の紹介で受診できる病院。


私たちは、いきなり飛び込んだ初診の飼い主。

パールのかかりつけ病院は、この救急病院の提携病院になっていた。
原則、かかりつけ医の意向を聞かないと治療が進められないらしい。


担当になった女性獣医さんと、何度も、いろいろ、いろいろ、打ち合せ。

私たちとしては、かかりつけ医よりも、この病院にお世話になりたい。


いまのパールは、かかりつけ病院では対応が難しいだろう。
そこで仮に入院した場合、かかりつけ病院は、夜間、無人になる。
誰も世話をしない状態で、パールが朝を迎えるなんてこの状況では考えられない。
心配で仕方がない。


それに・・・毎日、たくさんの患者でごったがえしているかかりつけ病院、
あわただしく動き回る獣医さんやスタッフ・・・
行き届いた看護や治療が受けられるか気が気ではない。


24時間体制の、完全看護のここが絶対に安心だと思った。



「かかりつけでなく、こちらでお世話になりたい」と伝えた。

まずは、かかりつけ医に連絡を取り、許可を得てから
治療に入るということになった。


9時をまわり、かかりつけ医と連絡が取れ、ようやくパールは救急病院で
治療看護を受けることが決まった。


そして治療方針についての話し合いが始まった。


パールはそれほど重篤ではないという見立てがされていた。
それならば、まずは2~3日ほど入院して、経過を見ようと思った。



20年五才
5才の誕生日




入院の手続きを済ませ、しばらくすると、パールがストレッチャーで
運ばれてきた。
検査中、少しの下血があったようだった。


そのまま、パールは空調の効いた正面がガラス張りの
大型犬用の部屋に入れられた。

首にはエリザベスカラー。足には点滴。
部屋の中で、頭を下げて不自由そうに座っていた。

パールは少しうつろな目で私たちを探していた。


「パッくん、がんばるんだよ!」
ガラス張りの部屋の前でパールを励ました。


パール、入院。
獣医さんたちも看護師さんたちも、とても親切で丁寧に接してくれる。

ここなら安心して任せられる。


しばらくパールのそばにいたが、あまり長くいても
パールがかえって養生しにくいだろうと思い、家に戻ることにした。


「パッくん、帰るね。また来るからね。
がんばってよ~」


別れ際のパールの顔・・・
今も忘れはしない。
彼の目は「サヨナラ」を告げていた。


私は激しく否定して「がんばるんだよ!」と言った。


挨拶をして病院を出るとき、涙で顔がゆがんだ。
「パールががんばっているときに泣くな!」
夫に叱られた。


病院を出たのは確か12時近く。
長かった午前中が終わろうとしていた。




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20年
伊豆 浄蓮の滝

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【8月18日・旅立ちの日・・・魂は永遠】

s-CIMG37841.jpg
26年4月 秋ヶ瀬公園(さいたま)



******
この日のことを書く前に・・・
お伝えしたいことがあります。


この日の1週間前の8月11日。
私は、神奈川在住のアニマルコミュニケーション仲間「さちさん」と一緒に
パールとのセッションをしていました。

これまでパールとは、たびたび会話をしてきましたが、
さちさんが間に入りサポートしてくれたのは初めてのことでした。

そこでは、高次のレベルのパールから深い話がたくさんありました。
私にたくさんの気づきを与えてくれました。
それはいまも続いています。


あの日、パールは私に『宿題』を出しました。
それにとりかかり、やりとおすのが私の人生での仕事だと感じました。

その宿題は、パールからの遺言になりました。


そして・・・
8月18日の夜も三者でのセッションが予定されていました。

私がそれどころではない状況に追い込まれていたので
中止を申し出たところ、偶然にもちょうど、
彼女がパールとコンタクトを取っていたところでした。

パールが旅立つ前後のことです。

そして、22日、パールからのメッセージを受け取りました。


この2つのセッション・メッセージは、後日、記録して皆さんに
シェアしようと思います。

もし、よろしかったらお読みいただければ幸いです。

******



パールの終末の記録。(5回目)



・・・前回の続きです・・・




前夜、19時と23時の激しい水様便の様子から、ただの「下痢」
ではないと判断していた。

パールの体の中で、何かが起きている!


深夜1時半、庭に出て、また激しい水様便をするパール。
私の気持ちはしっかりしていて、彼もまた、淡々としていた。

「お腹、痛いよね・・・」

何をどう会話したか、記憶には残っていないが、ただごとでは
なくなってきていることを感じていた。


早寝してた夫を起こし、23時と1時半の様子を話し、
「まだ、続くと思う」と言った。


それから夫と交代して私は眠りについたのだが、
同じ部屋にいながら物音に気づかないほど熟睡していた。


5時頃、バタバタしている音で目が覚めた。
夫がその間の話してくれた。

パール、3時、4時、5時・・・と赤い水様便が続き、
もう3リットルほど水分が出ている、と。

このままでは死ぬ! と。


苦しい状況であるはずなのに、トイレのたびに、
パールは庭に出してほしいと
いちいち夫を呼びにきたらしい。

パール・・・
律儀すぎるよ。


ペットボトル2本に赤黒い、鉄さびのような水が入っていた。
パールの水様便。

病院に持っていくんだという・・・


大量の水分が出ているパールは、たびたび大量に水を飲んだ。
下を向いて水を飲むのがつらくなってきていたようで、
水の容器を口元に近づけて飲ませた。


パール、本当はもう、かなりフラフラなはずなのに、
それでも足元はまだしっかりしていた。
立ったり、座ったり、歩いたり・・・


けれども、口からどんどんよだれ(体液)が出始めている。
かなり危ないと感じた。


そして、また水様便・・・


もう、きょうの通院までは待てない! 救急病院に運ぼう!


以前、もしも「胃捻転」になったときのためにとブックマーク
しておいた救急病院。

夜間救急受付は夜中の3時まで。
日中は二次診療。


もう朝だから救急受けないの?
「もっと早く救急で行けばよかった」と夫。


ダメもとで夫が電話した。
獣医は8時に出勤するが、それでよいなら受け入れると
いう返事だった。


すぐに支度して車に乗った。

通勤時間と重なり、道路は渋滞し始めていた。
気持ちはただあせっていた。



8時前に病院に到着すると、
駐車場に3人の獣医さんと看護師さんが
出迎えてくれた。


パールは夫が抱きかかえて車から降ろした。
パールの犬生で、車から降りられなくなったことは
いままで一度もなかった。

車から降ろされて、パールはしっかりと自分で立っていた。


「歩けるんですね!?」
パールの様子から、それほど重篤でないと彼らは
感じた様子だった。




≪次回へ つづく≫




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26年2月  関東の大雪

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【最後のパール】【8月17日のできごと】

パールの終末記録 4回目。


・・・前回の続きです・・・




今月17日はパールの11才の誕生日だった。
しかし、今年は、のんきに誕生日祝いどころではなくなっていた。

パールのかたわらで「おめでとう」を言い、我が家に来て以来、
ずっとがんばってくれていることに感謝しねぎらった。



1才の誕生日
1才の誕生日 自宅庭にて




17日は午前0時30分の大量の水様便からスタートした。


この日も朝一番で病院へ。
病院に到着すると、病院の前の公園で大量の水様便をした。
あきらかに血が混じっていた。


体重は前日よりも少しだけ増えて、30.4キロ
アルブミン値も少しだけ増えて1.9

その日もエコーでの念入りな検査。
異物が残っているかどうかはわからない。
腸は通っているようだとのこと。
胃に(昨日食べた)内容物が残っていると言われた。


点滴治療。点滴に7種類の薬を混ぜる。
ステロイド、吐き気止め胃を動かすもの、下痢止め、抗生剤、
胃腸を修復するもの・・・

中に痛みを伴うものがあり、パール、苦しがって動こうとするのを
なだめて体を抑えた。



2才の誕生日
2才の誕生日  訓練所にて




思えば、6月2日から開始した治療に、パールは
おとなしく従っていた。

病院が嫌いで、注射が嫌いなあの子は、待合室で診察室で、
ピーピー泣くのが普通だったのに、
とても協力的で静かに耐えていた。

食事だって、15日のお昼までは、サプリや薬がたくさん入ったものを、
文句ひとつ言わずに残さずすべて平らげていた。

パールはずっと、私のためにがんばってくれていたのだ。



17日は、病院から帰宅して、お昼に鶏肉を200gぺろりと食べてくれた。

薬が効いてるのかな、楽になったのかな、と思った。

3時過ぎにはまぐろ100g、豚肉100gを使ってお好み焼きを
作った。夫の手からうれしそうに残さずぺろりと食べ、私たちを
喜ばせた。

少しほっとした。


夕方には、お誕生日用にまぐろの刺身とかつおのたたきを
用意した。豚肉100gのお好み焼きもまた作った。


けれども・・・

私が差し出したかつおのたたき一切れだけ食べて、それ以上、食べものはひとつも口にすることは
なかった。



たたき一切れ・・・食べたくて食べたわけじゃなかった。
私のために無理して食べてくれたのだ。

お昼と3時に食べたのだって、私を喜ばせるため、
安心させるためにそうしたのだ。


すごくせつなかった。



そして、19時・・・

パールに変化が表れ始めた。

出血性の激しい水様便。まるで噴水のように勢いよく吹き上がる。
量もかなりのものだった。

パールは家を汚すのが嫌で、
いつも私か夫にトイレしたいと言いに来るのだが、
このときは、私がもたもたしていたために、パールを庭に出すのがちょっとだけ
間に合わず、カーペットが汚れた。


23時、再び、激しい大量の水様便。血が混じっている。
今度はちゃんと早く庭に出してやれた。


下痢止めの点滴は効果がなかった。




パールは前日もこの日も、ほとんど玄関のタイルの上にいて、
ときどき、リビングにやってきた。


呼吸が荒いわけでもなんでもなかったけれど、玄関にいるのは
体が苦しいからだとわかった。
彼はそれを悟られたくはないのだ。

そばにいくと彼が気を使うと思ってそっとしておいたけれど、
たびたび玄関に行って、彼を励まし、そっと抱きしめた。
弱々しい波動が伝わった。


病院でも毅然としていて姿勢を崩さないパールだった。
だから、待合室で「伏せなさい」と言った。
そう言うと、彼はようやく体を横たえ目を閉じた。
ほとんど食べてないのだから、体だってつらいはずだ。


数日前まで、こんな誕生日を迎えるなんて思ってもみなかった。
でも・・・この日は、パールが私にくれた貴重な
プレゼントだった。



10才の誕生日
10才の誕生日  自宅にて




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≪次回 (タイトル未定) へ つづく≫


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【最後のパール】【16日のできごと その2】

20年5月 横浜
20年5月  横浜




パールの終末の記録3回目。


・・・前回の続きです・・・



私たちは、毎年、お盆を過ぎた頃に束の間の休みを取って
泊りがけで出かけていた。

お盆明けはまだ残暑は厳しいが、避暑地ものんびりするし、
人出のピークは過ぎているし。

何より17日はパールの誕生日だから、それに
合わせて祝いたい気持ちがある。


去年は八ヶ岳のコテージに滞在した。
今年もまた、同じ場所に行く計画を立てていた。

8月17日に家を出るつもりで
15日までにいろいろな用を済ませていた。



17日に八ヶ岳のコテージに着いたら、パールの11才の誕生日を
祝う予定だった。

18日は、清里の友人宅で過ごすことになっていた。

19日は、憧れの写真家 井上氏が西宮からわざわざ撮影に
きてくれることになっていた。

20日は、パールの好きな霧ヶ峰に遊びに行く予定だった。


しかし・・・パールの様子を見れば、とてもじゃないが
17日に出かけるなんていう状況ではなかった。

結局、この日(16日)、スケジュールをすべてキャンセルすることにして
あちこちへ連絡を入れ了承してもらった。



19年8月秋川渓谷
19年8月 秋川渓谷



・・・・

・・・・


ふっと、心によぎるものがあった。

パール、八ヶ岳に出かけたくなかったんだ・・・
だから、行かないで済むように仕向けたんだろう。


ギリギリのドタキャンにならないように。
16日中に断りの連絡ができるように。
誰にも迷惑かけないように・・・


きっとあの子は何かのタイミングを計っている・・・
この休暇中の・・・




21年5月 春日部
21年5月 埼玉県春日部市




≪次回 17日のできごと へ つづく≫





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【最後のパール】【8月16日のできごと】

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房総半島(25年6月)



パールの終末の記録 2回目。


・・・前回のつづきです・・・




15日の夜、嘔吐が収まったことで少し安心して眠りについた。


ところが、16日の明け方と早朝、2度の嘔吐。
15日に食べたものが、まだ胃の中に残っていた。
未消化のままで。

嘔吐物の中に、また茶色いプラスチックの破片を何個も発見した。
それは前夜よりも小さいものだった。

そして、もう1つ。
破片にしっかりくっついている編みこんだような紐状のもの。

異物の大きさも形もわからないが、紐付きのプラスチックの
何かであることがわかった。



朝食は食べたがらなかった。
水だけを飲んだ。

しかし、1時間後、それを吐いた。


朝の便は水様便だった。



朝一で病院へと急いだ。
ちょうど通院日になっていた。
パール担当の院長は夏休みを取っていて17日まで不在。
代わりの獣医が担当した。


病院について、即、事情を話し、検査をしてもらった。
エコーやレントゲンでは特に異常は見つからなかった。

プラスチックはエコーもレントゲンも通してしまうから、
実際に、体内に残っているかどうかは、わからなかったが、
水を飲んでも吐いている状態ならば、どこかで詰まっている
可能性は否定できないということだった。

健康な子ならば、内視鏡検査、試験開腹の選択がある。
・・が、この病気、内視鏡を入れたことでお腹が傷がつき、
それが命取りになる。
麻酔も同じく・・・

検査のために死なせるわけにはいかないと思った。



パールは病院でも水分を吐いた。

彼自身はぐったりもせず、いつも通りにしっかりした姿を見せていた。


点滴や注射などの処置がほどこされた。

体重は30.1キロ、昨朝、はかったときと同じ。
しかし、アルブミン値が大幅に下がっていた。
前回の3.3から 今回が1.7
危ない状況を感じた。


病院が終わって帰る車の中で三たび水分を吐いた。



s-DSC08151.jpg
25年3月 千葉の競技会から帰宅




食事はやはり食べられなかった。
なんとか肉類でも食べてほしかった。

15時にようやく60gの肉を食べた。
16時40分には100gの肉を食べた。
18時には100gの肉を食べた。

18時45分には、好物のお好み焼きのニオイにつられ
少しだけそれを食べた。

22時30分、100gの肉を食べた。


その日、食べたものはそれだけだった。


そして、24時30分(17日の0時30分)、
大量の水様便をした。




≪次回 16日のできごと その2 へつづく≫




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お祭りパール(25年10月)



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【最後のパール】【あの日・・・8月15日のこと】

s-CIMG3587.jpg

すべてはこの日に決まった。
運命の日だった。



パールは6月2日、「リンパ管拡張症」と診断され
それ以来、治療、食事療法に専念していた。
7月下旬から、徐々にその効果が出始め
希望の光が見えてきた。

このままがんばれば大丈夫・・・と思った矢先、想像しないアクシデントに見舞われた。



8月15日の夕方、パールはだるそうにしていた。
食事の支度をしていても、いつものようにそわそわすることもない。

食事ができて、パールのところへ持っていくと、
彼は、フードボウルを覗いただけで去って行った。

いままで食べなかったことはないのに。

食事は栄養計算をしているから、残さずきちんと
食べなければ、この病気、すぐに命とかかわってしまう。


私はあせっていた。
『鶏肉だけでも食べないと・・・!』と、フードボウルから
鶏肉を手でつかみ、パールの口元に持ていった。

パールはそれを食べた。

ほっとしたのも束の間、喉のあたりにゲップの音を聞いた。

「無理して食べてる・・・!」


そう思った瞬間、食べた鶏肉を吐き出した。


パールは鶏肉を再度食べようとがんばった。
・・・が、再度、吐き出した。


食べ物がお腹に入って行かない!


どうしよう、食べないと大変なことになる。


そう思っているうちに、パールが2度続けて嘔吐した。

嘔吐は、全くの未消化の昼ごはん。
そして、全く未消化の朝ごはん。

胃腸の蠕動運動が全然ないようだった。
これでは、丸一日、食事をとらなかったと同じになる!


嘔吐物の内容をチェックしていると、見知らぬ物体が
いくつか混入しているのを発見した!

見ると、なんと、それらは、茶色いプラスチックの破片だった。
大きなもので縦3~4センチほどあった。

顔から血の気が引いた。


いったい、この異物はなんだろう?
どこで食べたのだろう?

パールはそんなものをわざわざ食べるような子ではない。
ずっと一緒にいたのだから、そのような機会もなかったはず。

それに・・・うちには茶色のプラスチック製のものなどない。
いったい、どこで食べたのだろう?


しばらくして、夫が言った。
朝の公園で、一瞬、目を離したことがある、と。
もしかして・・・そのときでは?
そのとき以外に考えられない、と。


夫はパールを連れて毎朝日課の自転車引きをしている。
自転車で公園に着くと、自転車置き場に自転車を置いてから、
公園でちょっと訓練をする。

訓練が終わったらパールを「マテ」させておいて、
自転車を取りに行く。

その間、1分ほど・・


誤飲したとしたら、その瞬間しかない。

でも、噛み砕くには時間がかかるでのは?

自転車を取ったら、すぐに振り返ってまっすぐパールのほうへ戻る。
その日、口をクチャクチャと動かしているのは見ていない。

短時間で飲み込んだのか?
いや、破片にするためには噛む時間が必要なはず・・・


信じられないが、誤飲したとしたらそのとき以外ないと
結論付けた。


ふたりで愕然とした。
パール、何でそんなことを・・・?




嘔吐はそれっきり止まっていた。
食欲は全くない。

次の日は、ちょうど通院日。
朝一番で病院へ向かおう。




≪次回 16日のできごと へつづく≫


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【夢で・・・ 私のナイト】




亡くなった当日か、翌日か、記憶は定かではないけれど、
深夜うつらうつらしているとき、
パールが夢に現れた。

ほんの一瞬だっけど。
入口のドアに立っていた。

思わず「あれ、パッくん、もう夢に出てきてくれたの?」って
言った。


パールとの最後のお別れのとき、パールは意識が
なくなっていたの。
だから、ちゃんとした姿を見せて、お別れの挨拶に
来てくれたんだ。

律儀者だね、キミって。



私は幸せ者だなあって思う。

パールに幸せを与え続けてきたつもりだったけど、
パールからは、もっと幸せを与えられていた。

あの子は私を守り、気遣い、役に立とうとして
何でも先回りしてやってしまおうとする・・・

いつもそうだった。


私のナイト。ありがとう。



たくさんのご厚情、ありがとうございました。
昨日、初七日を賑やかに迎えました。

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エンディング

8月18日に旅立ったパールにたくさんのお花やお悔やみの言葉を
いただきありがとうございました。


なぜ、急に旅立ったのか・・・そのことも含め、
最後のパールのことをこのブログに記録しておこうと思います。


書きたいことがとてもとてもたくさんあって、一度には書ききれません。


パールは、確かに、「リンパ管拡張症」で6月から治療中でした。
2ヶ月ほどかかって、ようやく先が見えてきた・・・
その矢先のアクシデントでした。


直接の死因は「病気」ではないと思っています。


8月15日の出来事、
8月16日、17日のパール。
そして、最後の日、8月18日、激動の一日。
19日の葬儀の日のこと。

8月11日と18日に彼が残したメッセージ。


順を追って書こうと思います。
それを書くために、ブログカテゴリーに「エンディング」を追加しました。


また、闘病記のブログには、
食事療法について書きたいと思っています。


しばらくお時間をください。




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パールは星になりました

8月18日、パールは星になりました。

おつきあいいただいた皆さん、ありがとうございました。
パールは幸せな犬生でした。


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ヘルニアその後

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ヘルニア発症から12日目。もうすごく遠いことのように感じます。

お陰様でももちゃん、順調。
8月8日に最後の通院をして、「もう普通の生活していいです」
って言われました。

後ろ足は、80%くらいの回復かな?
蹴り上げる力がちょっと弱いです。
それと、寝て起きたときは、すぐに後ろ足に力が
入らないみたい。

他動運動やマッサージしたり、ちょっとだけがんばって歩いたりしないとね。


先日、パールの病院へ行ったとき、待合室にヘルニアのダックスちゃん(10才)が
いました。ももより1週間前にヘルニアになったんだとか・・・
症状聞いたら同じような感じだったんですが・・・

でも、気の毒に、まだあまり回復してなかったみたいでした。
病院の、治療方針の違いなのかなあ・・・

高齢の場合は、大事を取り過ぎてじっとさせてると、
逆に症状が固まって、筋力が低下しちゃうみたいですよ。


うちは、急性期から早めのリハビリって主治医に言われました。

私の「ゼッタイ安静」の常識がガラガラと崩れていったけど・・・・

どうしてなのか、主治医に食い下がって質問しました(^^;)
普段無口な主治医が、私の不安な気持ちに応えていろいろと
説明してくれて、納得しました。


早めのリハビリでよかったと思う♪
じっとしてたら、機能回復が難しかったかも。

これ、人間でも同じことなのですよね。


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ももちゃんヘルニアに!

パールの闘病記を別ブログに移動したと思ったら、
今度は、ももが「ヘルニア」になってしまいました。





それは火曜日の夜のこと。
椅子に前足をかけようとしたとたん「ギグッ!」。


もも、驚いた顔でへたり込み、それからバックで数歩後退。
前進しようと思っても後肢が動かず、ももの頭が混乱している。

何度も歩こうと試みるけど、結局歩けず、2~3歩よろけながら
進んでしゃがみこむ・・・。
そんな状態で、もも、ついに歩くのをあきらめちゃったのでした。


腰痛と、後肢の麻痺。
不安げな顔・・・しばらくぶりで見たなあ・・

私も急なことにうろたえて、あせりました。


とりあえず、いまは動かさずにじっとさせて翌朝、一番で
病院へ行くことに・・・


2ヶ月後には14才になるもも。
もし、外科的治療が必要だと言われても、もう高齢。
無理に手術はしまいと思っていました。



翌朝、病院で内科的処置をしてもらいました。




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